音楽の勉強【001】
音楽の勉強
イタリア、パレストリーナ
非和声音(ノンコードトーン、ノンハーモニックトーン)、または和声外音とは、和音の構成音以外の全ての音。メロディを華やかに彩るための主要な音として用いられてきた。非和声音は多くの場合和声音に進行し、これを解決という。
(用語)
パレストリーナ様式・ジョバンニ・ダ・パレストリーナは、ポリフォニー音楽(複数の声部から成る音楽)を作っていた16世紀、ルネサンス後期(14〜16世紀に、ローマの古典古代文化の復興を目指した文芸復興運動)の音楽家。パレストリーナを中心とするローマ礼拝堂に属する音楽家をローマ楽派とも言う。
パレストリーナ様式は、順次進行(白鍵でいう隣の音へと移行するメロディであり、3度以上移行するものは跳躍進行と呼ぶ)を主体とした美しいメロディの流れ、豊かな和音の連続による和声、厳格な対位法(独立した複数の旋律を重ね合わせる古典的技法)などが特徴と言われる。
四声体・ソプラノ、アルト、テノール、バスの4つの声部。
(感想)ルネサンスの意味を初めて知った。対位法は古い理論という印象が強いので興味はないが、話題に出たパレストリーナ様式の宗教音楽は聴いてみたい。
メロディにおける非和声音と解決の考え方は非常に重要で、音楽は非和声音から和声音、和声音から非和声音への移行(解決)と、終始感を繰り返すことで成り立っていると思っている。素晴らしい音楽はこの二要素が凄まじく美しく、メロディの勉強はこの二要素の感性を磨くことにかかっていると言っても過言。そのほかの要素としては、拍(リズムとフレーズ)、構成(移行と終始の流れを1フレーズ、AメロBメロごと、曲全体という風にミクロ〜マクロでコントロールする)、歌詞(歌詞とメロディの相関性や歌詞技法)が挙げられると思う。まずはミクロから。
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Wikipediaの記述は東京藝術大学で使用されていた教科書を元に進んでいくが、その教科書は現在では使用されていない。
以降、非和声音をNCT(ノンコードトーン)、あるNCTに対して、先行するコードトーンをCT1、解決するコードトーンをCT2と表記する。
途中